EdyとQUICPay、iD
3種の電子マネーで支払い可 ローソン、全店で展開
東京朝刊
ローソンは14日、8月末までにEdy(エディ)とQUICPay(クイックペイ)を導入すると発表した。導入済みのiD(アイディ)とあわせ3種類を国内で初めて全店で利用可能にする。ファミリーマートも7月までにiDとEdyが全店で使えるようにする予定で、コンビニエンスストア大手が利用可能な電子マネーを網羅する動きを加速させている。
電子マネーは利用客がキャッシュレスで買い物ができるほか、店側にも作業時間短縮、釣り銭調達コスト削減などのメリットがあるため各社が導入を進めている。
独自電子マネーをつくる動きが目立つ中、ローソンは利用度の高い既存電子マネーが複数使える設備を整えることで利便性をアピールする戦略をとった。ローソンの担当者は「『ローソンなら何でも使える』と思ってもらって来店客の取りこぼしを防ぐ」と話す。
すでに業界内には「(利用度の高い)電子マネーを網羅できなければ10年後には取り残される」(ファミリーマート)との危機感も出始めており、自社規格マネーの浸透や人気マネーの採用競争が今後一段と過熱しそうだ。
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