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旅、園芸…ジャンルの異なる世界が進出
スクエニ、バンダイ…“脳トレ”ゲーム新製品続々
  速報 
任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」向けに、教育・実用系と呼ばれるソフトの発売が相次いでいる。簡単な計算などで脳を鍛える「脳トレ」の大ヒットをきっかけに広がった分野で、英語学習や料理レシピなどが開発され、DS躍進の原動力となった。これまでは任天堂の自社開発が大半だったが、今夏にはゲームソフト大手のスクウェア・エニックスが新規参入する予定だ。

ゲーム情報誌「ファミ通」を発行するエンターブレイン(東京)のまとめによると、平成18年度のDS向け教育・実用系ソフトの販売は前年度比90・7%増の約1072万本と急増。ゲームソフト販売全体に占める割合も9・2%から14・2%に上昇した。任天堂の岩田聡社長が「これまで誰もゲームと呼んでいなかった」と表現する新たな市場が誕生した格好だ。

スクエニは、ダイヤモンド・ビッグ社(東京)の旅行本「地球の歩き方」とNHKの教養番組「趣味の園芸」のDS版を発売する。また、バンダイナムコゲームス(東京)は6月、大学受験用に日本史、世界史の学習ソフトを売り出す。

高精細画像の大作ゲームと異なり、巨額の開発費は不要。資金力の劣る中小でもアイデアや素材の面白さで勝負できる。小学館(東京)など異業種からの参入も目立っており、教育・実用系ソフトのすそ野はさらに広がりそうだ。



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