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優秀な従業員、引き留め策
育児支援、小3まで 資生堂
  東京朝刊 
化粧品業界最大手の資生堂は子育て中の従業員が勤務時間を短縮して働くことができる短時間勤務制度の対象期間について、子供が「小学校入学前」としている上限を「小学3年生」まで引き上げる方針を明らかにした。来年4月にも実施する。

化粧品業界ではノエビアも今年4月から「3歳未満」を「小学4年生になった直後」に延長している。店頭でのメーク指導など、きめ細かい接客が必要とされる業界だけに、優秀な従業員を引き留めるための同様の試みが一段と広がりそうだ。

資生堂の短時間勤務制度は、1日当たり最大2時間、勤務時間を短縮できる。例えば本社の社員は午後5時15分の通常の勤務時間を同3時15分で切り上げ、子供を迎えに行く際などに利用する。時間を短縮した分の給与は支払われない。

資生堂には早く帰宅する店舗の美容部員の交代要員として契約社員を派遣するシステムがある。同制度の拡充に合わせ、派遣可能な契約社員を増やす予定。

前田新造社長は「安心して仕事と子育てを両立できるように育児支援策をさらに進めたい」と話している。



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