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厚労省、栄養バランス偏り懸念
朝の食卓「子供だけ」4割 国民健康・栄養調査
  東京朝刊 
小中学生の約4割は朝食を親と一緒にとらず、1人か、きょうだいだけで食べていることが16日、厚生労働省の「2005年国民健康・栄養調査」で分かった。

このうち小学1〜3年生は、同様の調査をした平成5年の27・4%から40・9%と約1・5倍になった。

厚労省は「共働き家庭の増加などで、親に『食事は家族のだんらん』という意識が薄らいでいるためではないか。子供の栄養バランスが偏る恐れがある」と懸念を示している。

調査は17年11月、全国の3588世帯を対象に実施。子供の食習慣については、小中学生計847人の親から回答を得た。

子供のふだんの朝食について90%以上が「毎日食べる」と回答。「子供だけで食べる」は小学1〜3年生(305人)が40・9%で、平成5年調査から13・5ポイント増。4〜6年生(309人)は40・3%で7・7ポイント増、中学生(233人)は42・5%で0・4ポイント増だった。

このうち子供が1人だけで食べているのは、小学1〜3年で13・5%、4〜6年11・7%、中学生25・3%。それ以外は「きょうだいと食べている」だった。

夕食の時間は、午後6〜7時が9・4ポイント減の49・3%で、午後7〜8時は4・6ポイント増の39・1%。平成5年は1・7%だった午後8時以降が7・1%に増加し、食事時間が遅くなっている傾向が出ている。

子供の食習慣を「改善したい」は57・2%。「副菜(野菜)を十分食べる」「菓子や甘い飲み物をほどほどに」などの声が多かった。



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