産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web
若い女性を中心に人気爆発
「ウィキッド」来月上陸 劇団四季
5月19日(土)  東京朝刊 by 柳谷昇子
劇団四季は6月から、東京・汐留の電通四季劇場[海]で、ブロードウェーミュージカル「ウィキッド」を日本初演する。2003年10月に初演された米国では若い女性客を集める“ウィキッド現象”を巻き起こし、いまも連日満席のロングラン公演を続けて「世界で最もヒットしている」と言われる話題作。大がかりな演出も見どころの一つだ。

「ウィキッド」の1シーン。日本版は四季の俳優が出演する((C)North American Tour Production photo by Joan Marcus)

「ウィキッド」は名作「オズの魔法使い」の知られざるエピソードを描いた小説「オズの魔女記」(グレゴリー・マグワイア著)が原作。オズの国の魔法学校の寮でルームメートになった2人の魔女の物語を描く。1人は賢くも激しい気性で周囲から誤解を受けるエルファバ。もう1人は美しく野心家で人気者のグリンダ。

エルファバは後に“悪い魔女”、グリンダは“善い魔女”と呼ばれるようになる。2人の間に何があったのか−。ドラマチックな展開が待っている。

オリジナル・ブロードウェー・プロダクションのプロデューサーはマーク・プラット。当初は映画化を前提に話を進めていたところに、ミュージカル化の話が持ち込まれたという。

プラットは「素晴らしいアイデアだと思った。音楽は魔法と同じように観客に直接、歌い、語りかけることができる。オズの知識がある人もない人も劇場につめかけているのは、観客の目にスペクタクルな魔法の世界が現れるから」と自信をのぞかせる。

「ウイットに富んだ魅力的なキャラクターに引き込まれていく中で、アウトサイダーの扱いを受けたエルファバが真実を追究する姿が共感を呼ぶと思う。2人の魔女がどう理解を深めていくかを見てほしい」

舞台には小型飛行機ほどの大きさもあるドラゴンが鎮座し、オズの魔法使いとして金属製の巨大オブジェが登場。200着を超える衣装など、視覚的演出もたっぷり。「ライオンキング」を超える過去最高の制作費を投入し、独特の異世界を再現するという。

6月17日から無期限ロングラン公演。フリーダイアル0120・489444。



産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
Copyright(C)2007 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.

ここは記事のページです