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「通り過ぎてきた少女」に着眼
少女漫画の「かわいい」を現代アートに 小田富美子展
  東京朝刊 
少女漫画チックな作品が並ぶ現代美術の作品展が新宿区神楽坂のギャラリーで開催されている。新人作家として注目を集め始めた小田富美子さん(25)が初めて開いた個展「ヴァージニカ」だ。

小田富美子展「ヴァージニカ」
小田富美子展「ヴァージニカ」

「女の子」をテーマに創作活動に取り組んでいる小田さん。昨年のアートフェスティバル「GEISAI#9」で森本容子賞を受賞。これを契機に、ファッションショーの展示会に出展するなど、活躍の場が拡大。「かわいさには強い力を感じる。そのパワーにアーティストとして向き合って、作品にしてみたいと思った」と話す。

人物や風景ではなく少女漫画を油絵の題材にしてきたのは、「ほかの作家とは違うことをしてみたかった」と小田さん。登場人物をキャンバスに描くことで「自分自身が通り過ぎてきた内なる少女と向き合うことができる」という。

個展では少女漫画のキャラクターを模写したような初期の作品のほか、目の部分だけを描いた「the universe」など、作風が変わりつつある近作も展示されている。

無料、31日まで。日、月曜休み。問い合わせはギャラリーマンテン(電)050・3605・0427。



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