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2012年秋までに
NY名物「イエローキャブ」 全車ハイブリッド化
  東京朝刊 
【ニューヨーク=長戸雅子】黄色い車体でニューヨーク市名物になっているタクシー、イエローキャブが“グリーン”キャブに変わる? ブルームバーグ市長は22日、大気汚染対策の一環として、イエローキャブを2012年秋までに省エネ型のハイブリッド車に切り替える方針を発表した。ニューヨーク市は30年までに市内の温室効果ガス排出量の30%削減を目指しており、今回の計画は車体の色はそのままにして環境重視を打ち出した形だ。

ニューヨークの空港でずらりと並ぶイエローキャブ(AP)
ニューヨークの空港でずらりと並ぶイエローキャブ(AP)

市内には現在約1万3000台のタクシーが走っているが、車両の交換時に、ハイブリッド車へ切り替えるよう会社やドライバーに義務付ける。

ハイブリッド車はガソリンなどによるエンジンと電気モーターを併用する自動車で、普通車に比べ温室効果ガスの排出量が少なく燃費も良いのが特徴。現在の車両では100キロ走るのに17リットルのガソリンを必要とするが、ハイブリッド車は8リットルに抑えられるという。

価格は普通車より高いが、ブルームバーグ市長は「ガソリン代などの出費が抑えられるのでドライバーは年間1万ドル(約120万円)節約できる」と説明している。

市内には現在375台のハイブリッド・タクシーが走っており、これまでトヨタのプリウス、レクサスRX、フォード社のエスケープなどが採用されている。

ニューヨーク州タクシー・ドライバー連盟のフェルナンド・マテオ会長は「この街に住み、働くものはこの計画を支持すべきだと思う」と述べ、ハイブリッド車への切り替えを支持している。

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