帝塚山学院、来年度開設
高校にも“漫画専攻”
大阪夕刊
未来の漫画家を育成しようと、大阪市住吉区の私立帝塚山学院高校が来年度、漫画を専門的に教える「イラスト・マンガ・アニメ専攻」を開設することになった。
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パソコンを使った漫画制作に取り組む生徒たち=大阪市住吉区の帝塚山学院高校 |
1年生で描写や造形の基礎を学び、2、3年生は漫画の発達史や作家研究など専門分野に進む。漫画を教えている京都精華大や大阪芸術大の教員による講習もあり、卒業前には本格的な漫画作品を制作するという。
同校は西洋絵画などを学ぶ「美術コース」があるが、自由制作で漫画を描く生徒が年々増加。進学先として漫画を教える大学や専門学校が増えてきたこともあり、美術コース内に漫画の専攻を新設することにした。
指導する兵頭慎教諭(53)は「単なるアニメ好きではなく、独立した漫画作家の育成を目指したい」と話している。
同様のコースは、私立福島女子高校(大阪市西淀川区)がひと足早く「マンガ・アニメーションコース」を今年度に新設。約70人の生徒が在籍している。
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