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関東圏の小学5年生
「学校とても楽しい」和食で朝食しっかり取れば…
  東京朝刊 
ご飯、魚、野菜…と毎日しっかりと朝ご飯を食べる子供は、食べない子供に比べて「学校がとても楽しい」と感じる割合が高いことが、大学教授らでつくる教育研究グループのアンケート調査で分かった。和食中心の朝食をとる子供の方が洋食中心より「とても楽しい」と感じていることも判明。研究グループでは「朝食メニューは生活リズムに影響を及ぼす。しっかり食べさせてほしい」と呼びかけている。

調査は昨年9月、東京や千葉などの公立小4校の5年生約230人を対象に実施。子供たちの朝食の内容と生活リズムの相関関係などについて分析した。

それによると、98%の児童が毎日朝食をとっていたが、主食(飯、パンなど)、汁物(みそ汁、牛乳など)、主菜(肉、魚など)、副菜(野菜、豆類など)の4品をしっかり食べる児童の割合は31%、3品しか食べない児童は42%、2品以下は27%だった。

このうち、4品食べる児童の82%が午前7時前に起床する「早起きタイプ」だった。これに対し3品の早起きは55%、2品以下は32%。

しっかり食べる児童は、学校生活への満足度も高かった。「とても楽しい」と答えたのは4品が62%、3品が35%、2品以下が17%だった。

和食か洋食かでも差が見られた。和食中心の朝食をとる児童の77%が午前7時前に起床しているが、洋食派の早起きは44%。「学校がとても楽しい」のは和食派の57%に対し、洋食派は19%だった。

調査を担当した千葉大の明石要一教授は「この結果だけで和食がいいとはいえないが、和食の方が調理に手間がかかり、手間をかける家庭のほうが生活リズムも良好なのでは」としている。

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