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日本版、500人の中から選ばれた美声
「サウンド オブ ミュージック」7代目マリア、中村香織に聞く 
  大阪夕刊 by 安田奈緒美
「ドレミの歌」や「エーデルワイス」など、数々の名曲で知られるミュージカル「サウンド オブ ミュージック」。日本版の舞台で7代目マリアを務めることになった中村香織がラジオ大阪を訪れ、意気込みを語った。収録したラジオ番組では、500人を超える中から選ばれた美声を披露している。

7代目マリアを務める中村。「現代にも通じるマリアを演じたい」と話す
7代目マリアを務める中村。「現代にも通じるマリアを演じたい」と話す

ミュージカルはナチスドイツの侵攻間近のオーストリアで、退役軍人トラップ大佐の子供たちの家庭教師となった主人公マリアが、音楽を通じて子供たちや大佐との愛情を深めていくという不朽の名作。

マリア役は映画版でもおなじみのジュリー・アンドリュースの印象が強いが、新ヒロインに選ばれた中村は「だれでも知っているミュージカルなので、お客さま一人ひとりがイメージを強く持たれていると思います。そんなみなさんに納得していただけるよう、この作品の奥深さや、マリアの明るさ、天真爛漫(らんまん)さ、チャーミングさを自分なりに表現していきたい」と決意を語った。

すべての曲に魅力を感じるが、やはり格別なのは「ドレミの歌」という。「ドはドーナツのド」というフレーズで有名な日本語訳は、今回、修道院長役で出演するペギー葉山が訳したもの。ペギーと対談した中村は「子供の好きな食べ物を一生懸命思って訳されたと聞きました。翻訳のご苦労をお伺いして、ますますこの歌を自分のナンバーとして歌えることが楽しみになってきました」と話した。

現在は子供たちとの稽古(けいこ)が楽しい。「吸収する力が強く、素直な子供たちと一緒にいると、自然とマリア先生と子供たちの関係ができあがってくる。戦争という困難を家族で乗り越えた様子を表現し、現代の家族にも心の繋がりの大切さを伝えたい」と話している。

演出は新進のミュージカル演出家として注目される西田直木。「半世紀前に作られたミュージカルを、現代のテンポ感にあった演出で見せたい」と話している。

中村が大阪で収録した番組は、6月2日午後4時からのラジオ大阪の番組「桂春菜のだから土曜日」の中で放送される。また、ミュージカル「サウンド オブ ミュージック」の大阪公演は、8月4、5日、大阪国際交流センター大ホールで。問い合わせは主催のラジオ大阪((電)06・6577・1311)へ。

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