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現在、同意はEMIのみ
米アップル コピーガードなし楽曲を有料配信
  大阪夕刊 
【ロサンゼルス=松尾理也】米アップルは30日、DRMと呼ばれる不正コピー防止機能を取り除き、パソコンや携帯デジタル音楽プレーヤーの機種を問わず再生できるようにした楽曲ファイルの販売を始めた。当面は、配信に同意した英音楽大手EMIの曲のみとなるが、アップルは今後、他の音楽会社にも同様の措置を働きかけていく方針だ。

インターネットから楽曲を直接パソコンにダウンロードするオンライン音楽販売システムは、もともとはコピーを制限し、店頭販売への影響を極力抑えるとともに、他社との互換性をなくすことで利用者を囲い込む戦略が一般的だった。

しかし、その後オンライン販売はCD購入の補完的役割にとどまらないまでに成長。このため、最大手「アイチューンズ」を運営するアップルのジョブズ最高経営責任者(CEO)は今年初め、より開かれた形での市場形成に向け、音楽大手各社にDRMを外した形での販売を認めるよう呼びかけていた。

DRMなしファイルの販売は、新たな販売チャンネル「アイチューンズ・プラス」で行う。ローリング・ストーンズやフランク・シナトラといったEMIレーベルのアーティストが対象となるが、アップルは今年中にDRMなしファイルの割合を、全体の半分にまで高めたいとしている。

DRMなしの楽曲販売については、オンライン書店最大手のアマゾンも今年後半に参入を予定している。

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