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スカパー「大昭和祭り」
昭和30年代 テレビの名作一挙に紹介
2007/11/01 産経新聞  東京朝刊 by 戸津井康之
力道山やプレスリー、月光仮面…。昭和30年代のテレビ創世記を彩ったヒーローたちの出演作など140番組を一挙に放送する企画「大昭和祭り」がスカパーで1日から始まる。ナビゲーターを務めるタレントのなぎら健壱は「荒削りだがテレビに最も活気があった時代。“発展途上的な面白さ”を改めて振り返り、多くの人に見てほしいね」と話す。

「僕にとってのヒーロー? まずは力道山、月光仮面かな」。少年時代、テレビにかじり付いていたというなぎらは、30年代のイメージについてこう話す。

「大昭和祭り」では、フランキー堺主演の「私は貝になりたい」などの名作ドラマ、「ルー・テーズ対力道山」や「月光仮面」などの邦画、「鉄腕アトム」などのアニメ、「大脱走」など米国映画まで、昭和30年代(一部40年代)を代表する映像を幅広いジャンルから集めて1カ月間放送する。

「当時、テレビは“アメリカの中流家庭”そのものを運んできてくれた。こんなにすごいのかと驚いた。親の世代はそんな裕福な生活を目標に懸命に働いていたから大変だったんだけどね。テレビに浸っていた僕たちが大人の中心世代となったことで、テレビが輝いていた時代がクローズアップされているのだと思いますよ」

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の人気をはじめ、広い世代で昭和30年代が受け入れられる理由とは何なのか?

「今はあまりにも視聴率にとらわれ、隣の放送局に負けるな、なんてちっぽけな目標で番組を作っているんじゃないかな。当時は、アメリカに負けてたまるか!という気概で作っていたから、今見ても色あせない面白さ、パワーがあるよね」

今回の企画をきっかけに、「次にチャンスがあれば、自分で選んだプログラムで昭和30年代を紹介してみるのもいいね」と笑った。

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