大阪フェスティバルホールで
江口乙矢・須美子・滿典舞踊団 50回目の公演
2007/11/07 産経新聞
大阪夕刊 by 広瀬一雄
舞台へあくなき情熱を傾け続ける江口乙矢・須美子・滿典舞踊団が、10日に大阪・フェスティバルホールで特別公演を行う。同舞踊団はホールが完成した昭和33年度以降、毎年公演を続け、ついに今回が50回目。節目の公演に臨む江口須美子は「『継続は力なり』で、50年続けてきたことの熱意を見せたい。多くの若い人に見てほしい」と話している。
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昨年の特別公演の曲「風の伝説」で舞踊を披露する江口須美子 |
関西舞踊界の“大御所”とされ、長年舞台に勢力を注ぎ続けてきた夫、江口乙矢と、長男の滿典を先に亡くしながらも、舞踊団を引っ張り、映像と踊りを組み合わせた作品を披露し続けてきた。昨年は「風の伝説−私にも未来を呉(く)れて」でホールの中に雨(水)を降らせ、観客を驚かせた。
今回新たに披露されるのが、須美子作曲の新曲「記憶」。2人への思いが込められた曲だ。「人間は生まれてきた以上、いろんなテーマを持って生きて、やがて月に帰っていく。人が生きる姿を見せたい」という。また滿典作曲の「星になる」という作品では、ホールの照明を使わずに特別の照明装置を用意し、「きれいな作品にする」(須美子)という。
公演は10日午後6時から。10000−3500円。問い合わせは同舞踊団(TEL06・6651・2822)。
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