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「容疑者Xの献身」来秋公開
高視聴率、ドラマ「ガリレオ」が映画化 
2007/11/07 産経新聞  東京朝刊 by 安藤明子
秋の連続ドラマの中でダントツ人気を博しているフジテレビ系の「ガリレオ」(月曜後9・0)の映画化が決まった。ガリレオこと天才物理学者、湯川学を好演中の福山雅治はじめ、ドラマのレギュラー陣がスクリーンで活躍する「容疑者Xの献身」がそれ。来年秋の公開を予定している。

ガリレオこと湯川学(右)と新米刑事、内海が映画でもコンビを組む
ガリレオこと湯川学(右)と新米刑事、内海が映画でもコンビを組む

東野圭吾の短編シリーズ「探偵ガリレオ」をドラマ化した「ガリレオ」は10月15日の初回平均視聴率が24・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。以降も20%超えの高視聴率をキープしている今秋人気ナンバーワンのドラマだ。

映画化される「容疑者X−」はガリレオシリーズ初の長編小説で直木賞受賞作。ある完全犯罪を計画した天才的数学者・石神哲哉と湯川との緊張感あふれる駆け引きを描いた傑作で、国内はもちろん海外からも映像化権のオファーが殺到していたという。

シリーズのドラマ化の交渉中に発表されたこの「容疑者X−」を読み、「短編とはちょっと趣の異なる魅力。これも映像化したいと漠然と考えていた」というのはフジテレビドラマ制作センターの鈴木吉弘プロデューサー。間もなく自社の映画事業局が映画化権の獲得交渉を進めていることが分かり、ドラマから映画までの一連のプロジェクトとして映像化を提案してきた。

連ドラの「ガリレオ」は提供スポンサーとのコラボCM、福山と新米刑事・内海役(原作とは異なる設定)の柴咲コウとのコラボ主題歌など放送前からのPRが功を奏し、原作の売り上げも急伸。出版元の文芸春秋によればドラマ化を公表した8月上旬、シリーズ累計160万部だった小説が10月上旬には280万部を突破したという。

東野は「映像化に限ればガリレオはもはや原作者の手の届かないところにある。『容疑者X−』の世界をスクリーン上で実現すればどうなるのか、全く想像がつかない」と話す。

連ドラに続き映画も手がける西谷弘ディレクターはドラマ「白い巨塔」や映画「県庁の星」などで知られるヒットメーカー。スケールアップしてスクリーンに登場するガリレオへの期待は大きい。

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