女優、沢尻エリカ(21)のアーティスト名義であるERIKAが、12月10日に英ロンドンで開催される伝説的ロックバンド、レッド・ツェッペリンの再結成ライブを観にいくことが12日、分かった。彼女にとって同バンドは音楽活動の原点。憧れのバンドを通じて、もう1度自分の活動を見つめ直す“原点回帰”の旅となりそうだ。
いまや“時の人”として一挙一動が注目されている沢尻。そんな折、彼女に“ウリ2つ”の歌手として活躍するERIKAが、英国に飛ぶというニュースが飛び込んできた。
実はERIKAはもともと、影響を受けた歌手はツェッペリンただ1人と公式HPで挙げているほどの大ファン。「圧倒的な存在感や音の持つパワーがすごい」と惚れ込み、デビュー曲「FREE」などに見られるロックナンバーでも影響を多分に受けてきた。
それだけに自身の原点ともいえる彼らの再結成公演は何としても見たかった。だが、全世界で3億枚以上のアルバム売り上げを誇る同バンドの19年ぶりの復活公演は、倍率4500倍のプレミアチケット。彼女は四方八方手を尽くし、入手方法を探していたという。
ツェッペリンサイドから招待の話が来たのは、そんな時。実は彼らの日本のレコード会社では、この1夜限りのライブを若い世代にPRするため、同バンドが好きで若者に影響力のある芸能人を探していたのだ。そこで目をつけたのが、若い女性に圧倒的な人気を誇るERIKA。もちろん2つ返事で快諾した彼女は、「夢が叶った」と大喜びした。
ERIKAといえば、7月のデビュー以来、快進撃を続けている。28日発売の「Destination Nowhere」が、もしオリコン初登場1位を獲得すれば、沢尻が昨年8月にドラマの役名、Kaoru Amane名義で発売した「タイヨウのうた」と合わせ、女性歌手としては史上初のデビューから3作連続首位となる。
だが、歌に対してこだわりを持つ彼女は、こうした評価だけに満足せず、この機会に、もう1度アーティストとしての原点に返り、自分を見つめ直す覚悟のよう。
今回の渡英は、今後の活動に大きな変化を与えそうだ。
ツェッペリンの再結成公演は、当初今月26日に予定されていたが、ギターのジミー・ペイジ(63)が指を骨折したため延期に。仕事のスケジュール調整にERIKAも冷や冷やしていたそうだが、なんとか都合がつき、ホッと胸をなで下ろしたという。
14日には、ツェッペリンの代表曲「胸いっぱいの愛を」「移民の歌」などを収録したベストアルバム「マザーシップ〜レッド・ツェッペリン・ベスト」が発売される。