そごう横浜店(横浜市)のクリスマスケーキ予約が好調だ。今年は地下2階大食品館で10月16日から受け付けを開始。昨年に引き続き国内のパティシェやショコラティエを中心にすると同時に、常設店としてオープンした「ペニンシュラブティック」や「パイヤール」など海外ブランドも参加。新規8店を加えた約80種類で展開している。
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ル パティシエ タカギ「セ ミュウ」 (予約可・直径15センチ・4,200円・限定50台)
ホワイトチョコレートのムースでイチゴのゼリーを包み込んだケーキ。タカギセレクトのチョコレートの甘みとイチゴの酸味が相性いい。 |
売り上げはすでに前年比137%を記録(11月19日現在現在)。限定モノやオリジナル商品の中には予約受け付けが終わっているものもある。
広報部によると、クリスマスケーキやおせち料理の予約は前倒しは、ここ数年の傾向だという。
「去年、買いそびれたというお客様が『今年は!』と注文されることが多いようです」
10月に実施したアンケートの結果だと「誰と過ごす?」という質問に対して、71.4%の人が家族と答えており、12月22日から24日までの3連休を家族で楽しむうえの重要なアイテムになっているよう。
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パティスリー葉山庵「クリスマスショートケーキ」(4,000円) |
完売一番乗りは、今年新規参入のショップ「パティスリー葉山庵」(鎌倉)のショートケーキ。
三浦半島にある嘉山農園で採れたイチゴが使われており、ご当地ブランドの親しみやすさと食材の安心さも人気の理由のひとつかもしれない。
食品部によると「注文は二極化しています。高級チョコレートブランドがはやる一方で、古典的な生クリームたっぷりのイチゴショートの人気も根強い」。
予算は4000円が約3割で最も多く、5000円という回答も17.9%を占め、高級化の傾向もうかがわせる。
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ペニンシュラブティック「ショコラ ジャルダン」(5,250円) |
「ペニンシュラブティック」で販売され、すでに完売した「ショコラ ジャルダン」はそごう横浜店限定商品。数量も100台限りで値段は5250円。
チョコレートスポンジにミルクチョコガナッシュをサンドし、何層にも重ね合わせたリッチな味わいが特徴。今年8月に都内にオープンした最高級ホテル、ペニンシュラのスイーツだけに注目も集まったようだ。
現在、予約が可能なケーキは次のとおり。
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左から■ミッシェル・ショーダン「ガトー・ド・ノエル」(直さ18センチ・3,675円・限定100台)
キャラメルとポワールの相性のいい2つを組み合わせることで味と食感が楽しめる。 ■セ・ラ・セゾン!「パレ・ロワイヤル」
(長さ17センチ・4,725円・限定50台)
香り豊かなアールグレイとチョコレートのケーキ。 ■ビゴの店「ブッシュ ド ノエル」(長さ23センチ・3,675円・限定50台)
軽い食感のクレーム・オ・ショコラを巻き込んだフランス伝統のクリスマスケーキ。 |