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岩崎峰子の半生ドラマ化 
井上真央、伝説の芸妓に挑戦
2007/11/22 産経新聞  東京朝刊
日本を代表する花柳界、京都・祇園の元ナンバーワン芸妓で、引退後は作家として活躍する岩崎峰子の半生記をフジテレビがドラマ化した。文化庁芸術祭参加作品・金曜プレステージ「花いくさ〜京都祇園伝説の芸妓・岩崎峰子」(23日後9・0)。若手演技派の井上真央が舞妓(まいこ)・芸妓役に初挑戦している。

高宮(仲村トオル、左)から愛を告白された峰子(井上真央)は、ある約束を…
高宮(仲村トオル、左)から愛を告白された峰子(井上真央)は、ある約束を…

昭和29年、わずか4歳で祇園の置き屋に入り、15歳で舞妓デビュー。21歳で芸妓となり、55年、29歳で引退するまで6年連続で売り上げナンバーワンを記録した岩崎峰子が波瀾(はらん)万丈の半生をつづった自伝「芸妓峰子の花いくさ」のドラマ化。

岩崎は平成9年、全米でベストセラーとなった長編小説「メモワール・オブ・ゲイシャ」(アーサー・ゴールデン著、スティーブン・スピルバーグ製作の「SAYURI」として映画化)のモデルでもあるが小説に失望。「花柳界への偏見を解きたい」というのが自伝を書いたきっかけで、引退後も「祇園の教訓」「祇園の課外授業」などの“祇園本”を送り出した。

4年前、フジの中村百合子プロデューサーがたまたま「祇園の教訓」を読み、強く興味をひかれたのがドラマ化への入り口だ。間もなく自伝を読み、情報バラエティー番組のゲストとして招いた岩崎と話す機会を得た中村プロデューサーは所作、話し方、存在感…に圧倒され通し。「生きる覚悟、1つのことに情熱を燃やし尽くす覚悟をドラマを通して伝えたい」と準備を進めてきた。

ドラマは厳しい稽古や女同士のバトルに耐え、祇園一の芸妓に上り詰めていく峰子の半生を、映画俳優・高宮(仲村トオル)との出会いと別れを軸に描く展開で名取裕子、葉月里緒奈、戸田菜穂らが共演。

演技力を買われて峰子役に起用された井上は「岩崎さんが現場についていてくださったのがいいプレッシャーになりました。監督と相談して『耐えることで怒りを表す』ことを心がけました」と新境地を話す。

井上はフジ系の新春スペシャルドラマ「あんみつ姫」(放送日は未定)にも主演。こちらはコメディエンヌとしての才能が買われたもので、初めてお城を飛び出したじゃじゃ馬プリンセスが繰り広げる痛快娯楽時代劇。昭和58年、当時スーパーアイドルだった小泉今日子が主演して以来、四半世紀ぶりのドラマ化となる。

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