3位に「ビリー」
今年の話題・注目商品 1位「ニンテンドーDS」
2007/11/29 産経新聞
東京朝刊
電通が28日発表した2007(平成19)年の「消費者が選ぶ今年話題・注目商品ベスト10」によると、トップに昨年5位の「ペンタッチ型携帯ゲーム」が躍進した。このほか、2位に「新感覚リモコンTVゲーム」、4位には顔認識機能で性能が向上した「デジタルカメラ」、5位は4年連続ベスト10入りした「大画面薄型テレビ」が選ばれるなど、デジタル関連商品が上位を占めた。
携帯ゲームは任天堂の「ニンテンドーDS Lite」が、手軽に場所を選ばず楽しめる特徴を生かして大ヒット。リモコンTVゲームも、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」が口コミなどを背景に話題が増幅、ヒットにつながった。
電通は、今年から来年にかけての消費のキーワードを「ネタではじける」と命名。四元正弘・消費者研究センター部長は「仲間や友人らと楽しめ、ネタになるものがヒット商品になっている」と分析している。
また、3位に入った「ビリーズブートキャンプ」は、米軍の隊長ことビリー・ブランクス氏が軍隊式基礎訓練をダイエットに応用したエクササイズのビデオ商品で、社会現象にもなった。厳しいトレーニングをセレブなどのダイエット法に応用した話題性に加え、理論的な裏付け、明日への自分を磨きたい意識など複数の要因がブームを後押ししたとみている。
来年も流行するものには引き続きデジタル家電が並ぶほか、「軽自動車」「シニア・キッズ用携帯電話」、環境関連で「バイオ燃料」などが順位をあげている。同調査は今月初旬にネット上で1000人の男女から回答を得た。
■消費者が選んだ2007年話題・注目商品
1位(5位) ペンタッチ型携帯ゲーム
2位(44位)新感覚リモコンTVゲーム
3位(−) 「ビリーズブートキャンプ」
4位(−) デジタルカメラ
5位(2位) 大画面薄型テレビ
6位(10位)ワンセグ対応端末
7位(24位)邦画
8位(−) カップ入りスープ
9位(21位)電子マネー
10位(84位)エコグッズ
※カッコ内は昨年順位
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