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子供たちが結ぶ恋
舞台「冬のひまわり」 藤山直美、西郷輝彦競演
2007/11/29 産経新聞  東京朝刊 by 生田誠
藤山直美、西郷輝彦が家族愛の美しい花を咲かせる舞台「冬のひまわり」が12月1日から、東京・東銀座の新橋演舞場で上演される。横浜の洋館に住む富豪(西郷)と大阪人の家庭教師(藤山)の仲を取り結ぶのは男女6人の子供たち。お互いの婚約者を振り捨てて、一緒に築いていく家族の絆とは…。

若手脚本家、佐々木渚が書き下ろした作品で、大阪から来た新米家庭教師と中年実業家の恋をさわやかに描く。佐々木は新派の脚本家だった佐々木武観の娘。

西郷は「キャラクターがよくできているし、ドキッとするせりふが多い。『骨がきしむ恋』なんていいですね」。藤山は「女の人が書いたものはやりやすい」と話す。

西郷の役は6人の子持ちで、海外経験も多い人物。母親のいない子供たちがわがままに暮らし、父親の心からも離れていくところを、藤山演じる家庭教師が体当たりのしつけでつなぎ止める。おねしょ癖の三女、言葉をしゃべらない三男など個性的な性格の子役たちが活躍、藤山との枕投げシーンなどではつらつな演技を見せる。

「子供たちにはみんな、お仕事をしている意識を持ってもらうようにしています」と藤山。役柄同様、舞台の裏でも教育役を買って出る。

それぞれの婚約者への義理立てから、一度は別れを決意するが、「骨のきしむ」思いに耐えきれず、夫婦になることを選ぶ2人。

「藤山さんは無理がなく、自然な人。気持ちから来ている芝居でこちらもやりやすい」と西郷。

藤山も「西郷さんは芸品をお持ちの方なので、一代で富豪になったというのもうなずける。こんな楽しい芝居はない」と話している。

12月25日まで。国広富之、鶴田さやか、小島秀哉、小島慶四郎らが出演。問い合わせは(電)03・5565・6000。

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