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10月2日から新橋演舞場
森光子&勘三郎 念願の共演
9月30日(日)  東京朝刊 by 生田誠
森光子、中村勘三郎が10月2日からスタートする新橋演舞場(東京・東銀座)の「錦秋演舞場祭り 中村勘三郎奮闘」の新作「寝坊な豆腐屋」(鈴木聡脚本、栗山民也演出)で初めて共演する。物語の舞台はオリンピック開催前の昭和37年の東京の下町で、勘三郎演じる中年男の前に30年以上も前に家を出たままだった母親(森)が現れる。大物2人の共演で、古きよき昭和の人情ドラマが展開される。

「寝坊な豆腐屋」のけいこで森光子をおぶる中村勘三郎
「寝坊な豆腐屋」のけいこで森光子をおぶる中村勘三郎

勘三郎襲名前から、2人の間で約束されていた念願の共演作がやっと実現する。

「ぼくも52歳だから、現代劇の子供の役はこれが最後でしょう」という勘三郎は、豆腐屋には似合わぬ朝寝坊の男。母親の森とは30年以上も前に別れ、音信不通だったという設定だ。

「気持ちよく泣けるものにしたい」と森。マンション建設で揺れる下町に戻ってきた金融会社の女社長役で、騒動に巻き込まれる中、約30年前に家を出たやむにやまれぬ事情が明らかになる。

距離のあった2人が和解する様は「最後のシーンをどういう風にしたらいいのか。自分が出て、こっちの方が泣いてしまう」と勘三郎。夕焼けの中、森を背負って花道を駆け抜ける場面が、大きな見どころとなりそうだ。 

「寝坊な豆腐屋」は夜の部(16時半開演)。昼の部(11時開演)は、勘三郎を中心とした歌舞伎「俊寛」「連獅子」「人情噺(ばなし)文七元結(もっとい)」。このうち、「文七元結」は山田洋次監督が補綴を行い、「シネマ歌舞伎」としても収録する。26日まで。問い合わせは(電)03・3541・2600。

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