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曽我廼家喜劇の魅力を現代に 
上方喜劇の原点「山椒の会」あすから公演
2007/10/04  産経新聞大阪夕刊 by 亀岡典子
上方喜劇の原点、曽我廼家喜劇の魅力を現代に蘇らせようという「第6回山椒の会」の公演が、5日から7日まで、大阪・ミナミのワッハホールで行われる。

山椒の会の多彩なキャスト
山椒の会の多彩なキャスト

曽我廼家喜劇は、明治後期、大阪・浪花座で曽我廼家五郎・十郎により旗揚げされた劇団。いまの新生松竹新喜劇の源流でもあり、ここから多くの喜劇の劇団が生まれていった。

「山椒の会」は、そんな曽我廼家喜劇の作品を、いまの役者といまの感覚で新たに舞台化し、喜劇の楽しさ、豊かさをもっと広く知ってもらいたいと、平成14年、新生松竹新喜劇の演出家、米田亘を中心に旗揚げされた。

「演劇のジャンルのなかで上方喜劇の重要性、おもしろさを自負しながら、喜劇への熱い思いをもった役者、スタッフとともに上方発の演劇を発信していきたい」と米田はいう。

今回の演目は「魔がさす間」と「壼坂」。「魔がさす間」は姉妹のように仲のいい酌婦のお富とお兼が主人公。その2人が大金を見つけ、山分けすることになったことから女心に“魔”が忍び寄って−。

もともとは男2人の話だったが、「いまの時代、女性の話にした方がしっくりくる」(米田)と書き換え、新生松竹新喜劇の出口ルナ、泉しずかが演じる。

もう1本の「壼坂」は歌舞伎の「壼坂観音霊験記」をもとに、夫婦の愛憎を上方喜劇風にアレンジした心温まる作品。こちらは曽我廼家寛太郎と川奈美弥生がつとめる。

問い合わせは山椒の会TEL06・6629・2458。

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