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新しい食感、野菜感覚
カルローズ 米国産米うまい! 
2007/10/16 産経新聞  東京朝刊 by 渋沢和彦
新米のおいしい季節。アメリカ・カリフォルニア原種の純粋なアメリカ米「カルローズ」がこの秋、日本市場に初めて上陸した。すでにメニューに取り入れたレストランもあり、消費者の評判は上々という。食生活の変化で米消費は減少傾向。アメリカ米が米需要拡大につながるだろうか。

カルローズを使ったサラダ
カルローズを使ったサラダ
ベタつかない
カルローズは「カリフォルニアのバラ」という意味。約60年前、カリフォルニア州で誕生した中粒種だ。米どころのカリフォルニア産の米の85%を占め、品質の高さから現在、世界40カ国以上に輸出されている。

歯応えがあり、べたつかずサラッとしており、同じ米でも日本のご飯とはかなり違った印象だ。

フードコンサルタントの青島邦彰さん(37)は「軽い食感なので、カレーライスのご飯や、ハンバーグなどの洋食とともに食べるご飯としては、日本の米よりも合う」と話す。また粒が崩れないからリゾットにしてもおいしいという。

ちょっと意外な感じがするのが、サラダの素材としての利用。「市販のドレッシングやオリーブオイルにも合うので、米というよりも、むしろ野菜感覚で料理すると幅が広がる」と青島さん。

カルローズは主食という観念から離れ、料理の素材として新感覚のライスメニューを追求し、日本米と使い分けて食べるのがよさそうだ。

サラダやリゾット
  著名レストランでも、カルローズを使ったメニューがすでに登場している。東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにある「ガーデンキッチンかるめら」では、9月からライスサラダと石焼きリゾットに使用。同店によると、ライスサラダは、さっぱりとヘルシーなので女性にうけ、注文も多いそうだ。

また、おしゃれなカリフォルニア料理レストラン「ウルフギャング・パック・カフェ」では、これまでリゾットに日本米を使用していたが、今月4日から都内を中心に4店舗でカルローズに変更した。同店では「お客さんからは、米が軟らかくなり過ぎず、本場イタリアで食べたものに近いといわれました」という。



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