おしゃれでも角膜炎の危険
カラーコンタクトレンズ規制検討へ
2007/10/30 産経新聞
東京朝刊
独立行政法人「製品評価技術基盤機構」と経済産業省、厚生労働省などは29日、若者に人気のファッション用カラーコンタクトレンズの流通や健康被害の実態を調べる調査委員会の初会合を開いた。
度が付いていないカラーコンタクトレンズは薬事法の規制が適用される医療機器ではなく、インターネット通販などで簡単に購入できる。機構などには目の痛みなど健康被害の報告が寄せられており、経産、厚労両省は製品の安全性や品質について実態把握を進めるとともに、規制の導入を検討する。
機構によると、埼玉県内で9月、カラーコンタクトレンズを使用中に違和感があり外したところ両目が開かなくなり、角膜剥離(はくり)で入院した例があった。北海道でも目の充血やまぶたの腫れを訴え、病院で角膜炎などの診断を受けた例が8月から9月にかけて3件報告されている。
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