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心に染みる４０代の友情
ＮＨＫ土曜ドラマ「ひとがた流し」
2007/10/30 産経新聞
東京朝刊 by 安藤明子
沢口靖子、松田美由紀、高木美保の３女優が４０代女性の友情を演じるＮＨＫの土曜ドラマ「ひとがた流し」（１２月１日から後９・０）。昨秋、５０代女性を中心に人気を博した「魂萌え！」に続き、今回も同世代の女性視聴者をねらう。
人気作家、北村薫の同名小説のドラマ化で、テレビ局アナウンサーの千波（沢口）と母子家庭を守る牧子（松田）、子連れ再婚した美々（高木）は高校時代からの親友。各自の人生を歩みながらも支え合ってきたが、千波が念願だったニュースのメーンキャスターを前に乳がんが発覚したことで絆はさらに深まる…。
「雑誌では４０代女性向けファッション誌も創刊されているのにテレビには彼女たちの生き様を描くドラマがない。とくに民放では通りにくい企画」。原作に感動し、ドラマ化に着手した東宝・仁平知世プロデューサーが目をつけたのがＮＨＫの土曜ドラマ枠。この枠では昨秋、高畑淳子が夫に急死された５０代主婦を好演した「魂萌え！」が５０、６０代女性の高い支持を獲得。要望に応えて２カ月後には再放送をした経緯もあり、即、採用が決定。ＮＨＫエンタープライズの加賀田透プロデューサーは「２０代の友情ものとは違う心に染みるドラマになっている」という。
演じる３女優も役とほぼ同年齢。沢口が「せりふを言いながら高ぶる気持ちを抑えられなくなった」と言えば、松田は「個人的にも子育てが一段落。４０代は自分のために生きる年齢」。
１１年ぶりの女優業となった高木も「この年代のドラマがもっとあってもいいのでは。やらないのはもったいない気がする」とそれぞれの思いを語った。
人気作家、北村薫の同名小説のドラマ化で、テレビ局アナウンサーの千波（沢口）と母子家庭を守る牧子（松田）、子連れ再婚した美々（高木）は高校時代からの親友。各自の人生を歩みながらも支え合ってきたが、千波が念願だったニュースのメーンキャスターを前に乳がんが発覚したことで絆はさらに深まる…。
「雑誌では４０代女性向けファッション誌も創刊されているのにテレビには彼女たちの生き様を描くドラマがない。とくに民放では通りにくい企画」。原作に感動し、ドラマ化に着手した東宝・仁平知世プロデューサーが目をつけたのがＮＨＫの土曜ドラマ枠。この枠では昨秋、高畑淳子が夫に急死された５０代主婦を好演した「魂萌え！」が５０、６０代女性の高い支持を獲得。要望に応えて２カ月後には再放送をした経緯もあり、即、採用が決定。ＮＨＫエンタープライズの加賀田透プロデューサーは「２０代の友情ものとは違う心に染みるドラマになっている」という。
演じる３女優も役とほぼ同年齢。沢口が「せりふを言いながら高ぶる気持ちを抑えられなくなった」と言えば、松田は「個人的にも子育てが一段落。４０代は自分のために生きる年齢」。
１１年ぶりの女優業となった高木も「この年代のドラマがもっとあってもいいのでは。やらないのはもったいない気がする」とそれぞれの思いを語った。
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