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斉藤由貴に聞くドラマ「お・ばんざい!」
不器用に生きる人の人間らしさ
9月9日(日) 東京朝刊 by 安藤明子
「ガテン系って何? ニッカーボッカって? 未知のことだらけで最初は心配だったけど、そのうちにべらんめえ口調とかが意外と気持ちいいかもって思えるようになりました」

斉藤由貴 ちょっぴり照れながら話す。

映画「パッチギ!」に続き「フラガール」でも日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した羽原大介によるドラマのテーマは「食育と夫婦愛」。事実上の専業主夫だった夫(田口浩正)の急死で1000万円もの借金が判明。夫の代わりに切り盛りしてきた工務店の仕事だけでは返せないと思案したくるみ(斉藤由貴)は夫の遺品の調理器具を使って食堂を始めることを決意。もともと料理が苦手のくるみを幽霊となった夫が手助けする…。

「羽原さんの脚本は切ない温かみと言うか、不器用に生きる人の人間らしさがすごく出ている」と感心しきり。「みんな、自分がいかに恵まれて幸せかということに気づくことも感謝することもない状況が増えている気がするけど、くるみも縁の下の力持ちの夫がいたから生活が成り立っていたのだと初めて気づく。彼女のそういう人間的成長部分も見てほしい」と力がこもる。が、収録中はガテン系とはまた別の“闘い”もある。

「(幽霊の)田口さんの芝居を無視しなきゃいけないのに“へんな芝居”が上手だから笑いをこらえるのが大変」。NG対策に懸命な一方で「彼の1人芝居には負けられない。勉強になります」と女優魂を燃やす。

中学1年を頭に3児をもつくるみ同様、実生活では7〜2歳の3児の母。昨年の連ドラ復帰作「吾輩は主婦である」に続いての昼ドラ主演で、秋には夜の連ドラ「歌姫」のレギュラー、そして映画…と年内のスケジュールは多忙。“第2の旬”を迎えている。

TBS系、月〜金曜後1・30

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