CMを控え、混乱なし
パスモ静かな“再出発”
東京朝刊
在庫不足で販売が制限されていた首都圏の私鉄・バス用ICカード乗車券「PASMO(パスモ)」の定期券向け以外の販売が10日、再開された。この日の売れ行きは好調だったが、3月の発売当初のような派手なCMを控えたこともあって大きな混乱はなく、静かな“再出発”となった。
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パスモの販売再開を知らせるポスター=西武線の所沢駅(埼玉県所沢市) |
京急電鉄によると、10日午後2時現在で定期以外のパスモは2300枚が販売され、「依然として好調な売れ行き」を裏付けた格好だ。
販売再開を前に、私鉄各社はサービス拡充を打ち出し、東急電鉄は12月に、子どもがパスモを使って改札を通ると保護者の携帯電話にメールで通知する「キッズセキュリティ・駅」を開始する。また、沿線の小売店やコンビニでパスモを使えるようにするなど利用拡大に取り組んでいる。
パスモは3月18日に発売されたが、1日10万枚を超えるペースの売れ行きが続いてカードの在庫が不足し、4月12日からは定期券以外の販売を中止していた。オートチャージ機能付きパスモについては今月29日から申し込み受け付けを再開する。
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