トレンドはクラシカル&エレガント
「神戸コレクション2007」始まる
東京朝刊 by 木村郁子
「すぐ着られる」「すぐに役立つ」と、今年の秋冬トレンドを盛りだくさん取り入れた「神戸コレクション 2007 AUTUMN&WINTER」がこのほど、神戸市・六甲アイランドの神戸ファッションマートで開催された。
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温かみのあるニットポンチョは、ショートパンツとショートブーツを合わせたキュートなフォークロアスタイルだ(撮影・竹川禎一郎) |
神戸発のブランド「クレイサス」や「ビッキー」をはじめ、国内外の約30ブランドが参加。ファッション雑誌「JJ」の人気モデルがランウエーを彩るということもあり、約6000人もの観客が詰めかけた。
今年のトレンドは、1960年代から70年代を意識したクラシカルなエレガントスタイル。スカートやワンピースの丈は全体的に短めで、シルエットは直線的ではあるものの、ナチュラルにボディーに沿う女性らしい線を強調している。
モノトーンが主流でありながら、昨年の秋冬から継続中の幾何学やフラワープリント、鮮やかなショッキングピンクやイエローと原色を取り入れたブランドも多数見かけた。柔らかなボウタイブラウスやツイードのスーツは、ドラマチックな映画のワンシーンに登場する女優を思わせる。
また、秋冬ものに必ず登場するアニマルプリントは、今年はちょっと控えめ。コートの袖の折り返し、ハラコ素材の帽子や靴、シルクシフォンのストールと、シンプルな装いのアクセントとしてヒョウ柄が使われている。
光沢のあるエナメルコートやレザージャケットに加え、ふわりとかぶるポンチョも人気上昇中。温かみのあるニットポンチョは、ショートパンツとショートブーツを合わせたキュートなフォークロアスタイルだ。この民族衣装を取り入れたスタイルはデニムにも使われており、刺繍(ししゅう)や太めのベルトでアクセントを付けたブランド「レッドペッパー」は、レディースのみならず、メンズも紹介していた。
ステージ上で繰り広げられる華やかなショーに、おしゃれに敏感な女の子たちの熱い視線が集まっていた。
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