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「PIAF」 24日からベニサンピットで
安奈淳 運命のピアフ演じる
  東京朝刊 by 江原和雄
47歳で早世、波瀾(はらん)万丈の人生を送ったシャンソン歌手、エディット・ピアフの生涯を描いた舞台「PIAF」が上演される。「四十数年間、培ってきたものをすべて出し切りたい」とピアフを演じる安奈淳は話した。

その生涯はピアフの歌うシャンソン以上に劇的だ。パリの路上で生まれたという伝説さえ生まれた。母親は歌手、父親は大道芸人。売春宿を経営する祖母の元で育った。やがて才能は見いだされ、「ばら色の人生」「愛の讃歌」「パリの空の下」など数多くのヒット曲を生み出した。

「大げさかもしれないけど彼女は命をかけて歌っていました。テクニックとかではない天性のものです。癒やしというより生きる力がわいてくる歌手です」と話す安奈はこの舞台で6曲歌う。

一方でピアフはさまざまな恋の浮名を流し、モルヒネ中毒にも苦しんだ。ピアフ(小さな雀)と名付けられた通り、142センチという低い身長で、決して派手な外見ではなかったが、人を引きつける魅力にあふれていた。

「親の愛情を全く知らずに育ったからこそ愛を求め、一人ではいられなかったと思います。人を引きつける声とオーラがあったのでしょう」

宝塚歌劇団出身の安奈は「宝塚でしたことが今生きています。この役に巡り合えたのは偶然ではなく必然と思っています。これまでの私でない私をみていただきたい」と力が入る。

公演は24〜10月8日、東京・森下のベニサンピット。問い合わせはTPTTEL03・3635・6355。

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