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女性の8割「生理中、肌が敏感」
肌ざわりを重視 瀬戸朝香がPR
  東京朝刊
ユニ・チャームは26日、肌にやさしい生理用ナプキン「ソフィ はだおもい」を発売した。過去50年間「薄い」「漏れない」機能の強化で開発されてきたナプキンに、「心地よさ」を加えた第3世代の生理用品となる。少子化などで国内市場の頭打ちが続くが、女性の社会参加の拡大で、生理用品には高機能化の開発競争が繰り広げられている。特に肌トラブルの悩みは多く、各社の新商品開発はさらに熱を帯びそうだ。

新CMキャラクターの瀬戸朝香さんとユニ・チャームの高原豪久社長(左から)に、昭和51年に「チャームナップミニ」を宣伝した研ナオコさんがエールを送った=26日、東京都港区

「はだおもい」は、不織布の表面に凹凸をつける独自製法により、肌の蒸れや、こすれを抑えながら、経血が肌につく量を従来製品の10分の1に減らした。羽なし(24枚)、羽つき(20枚)、夜用(10枚)の3タイプで、想定価格はいずれも従来品より2割高い450円前後。

同日都内で行われた新製品の発表会見で、高原豪久社長は「20年ぶりにナプキンの歴史を塗り替える商品だ」と強い意気込みを示した。

同社の調査で、女性の8割が「生理中に肌が敏感になる」と答え、その5割強が症状として「かゆみ」を訴えている。肌に付着する経血がかゆみを引き起こしていることに着目し、改善した。

同社は半年後の新製品販売目標として、売上高45億円相当となる生理用品市場シェア5%以上に設定。同社の現状のシェア40%をさらに引き上げる狙いだ。

生理用品市場は、購入層(12〜49歳)の減少で、近年は減少傾向にあり、推定市場規模は900億円とされる。花王は平成16年に同じく肌トラブル対策として投入した「ロリエエフ」に今月、かぶれ予防のスキンクリーナーを追加するなど、アイテム数を増加。P&Gも今月、「ウィスパー」から感触の良さを訴えた「さらふわシリーズ」を立ち上げるなど、各社は「心地よさ」による高付加価値化で、販売拡大を模索している。

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