「社運をかける」
カネボウ化粧品が14年ぶり新ブランド
東京朝刊
カネボウ化粧品は27日、14年ぶりとなるメーキャップの新ブランド「コフレドール」を発表した。経営不振から産業再生機構入りし、平成18年1月に花王の傘下入りした同社が、化粧品の主戦場でシェア奪回を目指す。
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新ブランド「コフレドール」を発表したカネボウの知識賢治社長=東京・日本橋のマンダリンオリエンタル東京 |
12月16日から口紅(参考希望小売価格、3150円)やアイライナー(同1890円)などのポイントメーク12品目44品種を全国の専門店やドラッグストアで販売。来年3月にファンデーションなどのベースメークも同一ブランドで投入する。
口紅(全20色)には、果実エキスの保湿効果を加えるなど、機能面も向上させたほか、アイシャドーはつや違いの2品を組み合わせ応用性を持たせた。
知識賢治社長は、新ブランドの成否に「社運をかける」と宣言。人気女優を一気に5人使った過去最大級の宣伝販促費を投じるなどし、初年度売り上げ目標を1ブランドとしては過去最大の300億円とし、「トップシェアを獲得する」と意気込みを示した。
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