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「ラ・マンチャの男」
松本幸四郎×松たか子 結婚後 親子初共演
2008/4/3  産経新聞東京朝刊 by 生田誠
歌舞伎の松本幸四郎が追い求める、もうひとつの見果てぬ夢の世界。東宝ミュージカル「ラ・マンチャの男」が、帝国劇場(東京・有楽町)の4月公演中(15日)に通算1100回の舞台を迎える。初演(昭和44年)からセルバンテス(ドン・キホーテ)を40年間続けて、現在では、次女の松たか子が相手役のアルドンサを務めるまでに成長した。松の結婚後、初めての父娘共演となる。 松本幸四郎と待つたか子

幸四郎にとって、この舞台には特別な思いがある。11年間、東宝に籍を置き、ブロードウェーに歌舞伎の指導に行った父、八代目松本幸四郎に関する思い出だ。

「当時、父がこの舞台を観て、(戯作家の)菊田一夫先生に『息子の染五郎(当時)にやらせてやってくれ』と電話してくれた。父の二十七回忌追善(2月)を無事に終えて、この公演ができるのはとてもうれしい」

物語の舞台は16世紀末のスペイン。セルバンテス(幸四郎)は教会を侮辱した罪で牢獄に。そこで、自ら田舎騎士、ドン・キホーテとなり、囚人たちと即興劇を行うことを思いつく。

旅先で出会う美女アルドンサ役の松との共演について、幸四郎は「花嫁の父の寂しい気持ちを味わったが、こうして稽古場でまた会える。役者でよかった」とうれしそうに語った。

5〜30日。問い合わせは(電)03・3201・7777。

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