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静岡を拠点に舞台俳優、テレビリポーター…
元ジェンヌ、初嶺麿代 ふるさとで活躍中！
2008/4/24
産経新聞東京朝刊
１３年間所属した宝塚歌劇団を昨年４月に退団。地元静岡を拠点に舞台俳優として各地を飛び回るかたわら、テレビリポーターから講演会まで活躍の場を広げている。宝塚時代は男役だっただけに１６７センチと背が高く、すらりと伸びた手足に大きな瞳がいかにも舞台映えする。
「７、８割はつらいことばかり。だけど、幕が開いて観客の拍手や歓声を聞くと今までの苦労は一瞬にしてなくなる」と、舞台出演の醍醐（だいご）味を話す。
宝塚はファンだった母の影響で物心がついたときからあこがれ、４歳年下の妹と「まねばかりしていた」。９歳からクラシックバレエ、中学時代にダンス、声楽、ピアノを始め、高校卒業後、難関の宝塚音楽学校に一発で合格。「意味のないことは１つもなかった」という厳しい規律の生活やレッスンを乗り越え、６年に入団した。
劇団では舞台出演が決まれば休日返上や夜中までのけいこは当然。公演期間中に、次に出演する演目のレッスンが重なったときなどは「精神的にもきつかった」。本番で踊っている最中に肩を脱臼、痛みで意識が揺らぎながらも舞台袖で急いで肩をはめ、すぐに再登場したときもあった。
「舞台に立つとプロの責任が出る。途中でやめようと思ったことはない」と当然のように語る。
退団後は芝居やテレビなど次々と新境地に挑戦。また、「自分がやってきた道で役立てれば」と地元小学校などからの講演依頼を受けたり、日程が合えばダンスの個人レッスンをこなす。事務所に所属せず仕事のマネジメントも自分で担当しているため大変だが、「すべてが楽しい」と前向きだ。
４月からは退団後初となる“本業”のミュージカルの舞台に立っている。「好きなことをやれることに感謝。静岡での仕事の話があれば優先的にやりたいですね」
「７、８割はつらいことばかり。だけど、幕が開いて観客の拍手や歓声を聞くと今までの苦労は一瞬にしてなくなる」と、舞台出演の醍醐（だいご）味を話す。
宝塚はファンだった母の影響で物心がついたときからあこがれ、４歳年下の妹と「まねばかりしていた」。９歳からクラシックバレエ、中学時代にダンス、声楽、ピアノを始め、高校卒業後、難関の宝塚音楽学校に一発で合格。「意味のないことは１つもなかった」という厳しい規律の生活やレッスンを乗り越え、６年に入団した。
劇団では舞台出演が決まれば休日返上や夜中までのけいこは当然。公演期間中に、次に出演する演目のレッスンが重なったときなどは「精神的にもきつかった」。本番で踊っている最中に肩を脱臼、痛みで意識が揺らぎながらも舞台袖で急いで肩をはめ、すぐに再登場したときもあった。
「舞台に立つとプロの責任が出る。途中でやめようと思ったことはない」と当然のように語る。
退団後は芝居やテレビなど次々と新境地に挑戦。また、「自分がやってきた道で役立てれば」と地元小学校などからの講演依頼を受けたり、日程が合えばダンスの個人レッスンをこなす。事務所に所属せず仕事のマネジメントも自分で担当しているため大変だが、「すべてが楽しい」と前向きだ。
４月からは退団後初となる“本業”のミュージカルの舞台に立っている。「好きなことをやれることに感謝。静岡での仕事の話があれば優先的にやりたいですね」
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