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徹夜組を含め開店前から２００人
「赤福」再開 ８時間で完売 ネット出品も
2008/2/7 産経新聞
東京朝刊
製造日偽装などが発覚し、三重県から営業禁止処分を受けた同県伊勢市の老舗和菓子メーカー「赤福」が６日、本店など３直営店で営業を再開した。昨年１０月の問題発覚以来、約４カ月ぶりに、伊勢参りの土産物の定番が復活となったが、売り切れとなった「赤福餅（もち）」が、直後にインターネットの競売サイト「ヤフーオークション」に出品され、戸惑う関係者の姿も見られた。
伊勢神宮内宮の参道にある本店には、朝５時の開店前から徹夜組を含め２００人を超える客が長い行列をつくった。浜田典保社長が店頭に立ち「ご迷惑をおかけしました」と謝罪した上で、自ら接客を始めた。行列は早朝から途切れないままで、工場での製造が追いつかず、一時的に店頭から商品がなくなる場面もあった。
同社は当面、本店と伊勢神宮内宮近くの２直営店で営業を行い、その後段階的に残りの直営店の営業を再開させる予定。約３００あった委託店については、取引継続の申し出があれば再開したいとしている。
また、この日約８時間で売り切れとなった「赤福餅」が、直後にインターネットの競売サイト「ヤフーオークション」に登場。出品されたのは８個入りの商品（定価７００円）２箱で「日持ちしませんので迅速な対応をお願いします」と１箱２０００円で売りに出され、３時間半後に終了した。
赤福広報課は「生ものなので好ましくはない」と困惑。三重県薬務食品室も、食品衛生法には抵触しないとしつつも「モラルの問題。保管状況も不明なので衛生面でも不安」と懸念を示した。
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| 約４カ月ぶりの営業再開に客が殺到。早々と売り切れになり頭を下げる「赤福」の従業員＝６日午後１時１３分、三重県伊勢市 |
伊勢神宮内宮の参道にある本店には、朝５時の開店前から徹夜組を含め２００人を超える客が長い行列をつくった。浜田典保社長が店頭に立ち「ご迷惑をおかけしました」と謝罪した上で、自ら接客を始めた。行列は早朝から途切れないままで、工場での製造が追いつかず、一時的に店頭から商品がなくなる場面もあった。
同社は当面、本店と伊勢神宮内宮近くの２直営店で営業を行い、その後段階的に残りの直営店の営業を再開させる予定。約３００あった委託店については、取引継続の申し出があれば再開したいとしている。
また、この日約８時間で売り切れとなった「赤福餅」が、直後にインターネットの競売サイト「ヤフーオークション」に登場。出品されたのは８個入りの商品（定価７００円）２箱で「日持ちしませんので迅速な対応をお願いします」と１箱２０００円で売りに出され、３時間半後に終了した。
赤福広報課は「生ものなので好ましくはない」と困惑。三重県薬務食品室も、食品衛生法には抵触しないとしつつも「モラルの問題。保管状況も不明なので衛生面でも不安」と懸念を示した。
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