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右近、段治郎にバトン
スーパー歌舞伎 猿之助継ぐ若手に期待
2008/2/7 産経新聞  東京朝刊
スーパー歌舞伎の代表作「ヤマトタケル」(梅原猛作)が3年ぶりに、東京・東銀座の新橋演舞場で上演される。市川猿之助(脚本、演出)からバトンを受け継いだ市川右近、市川段治郎が主役のヤマトタケルを交代で演じる。

市川段治郎(左から3人目)、市川右近(同4人目)が交代で、ヤマトタケル役を務める
市川段治郎(左から3人目)、市川右近(同4人目)が交代で、ヤマトタケル役を務める

日本古代史のヒーローである日本武尊(ヤマトタケル)の活躍を描く大作。彼に征服される熊襲(くまそ)や蝦夷(えぞ)の民の思いにも光を当てた。梅原と猿之助の思いが結実した作品で、昭和61年の初演から上演を重ねて、平成17年の公演から、若い2人が主役を引き継いだ。

「初演のときは少年(ヘタルベ)の役。その22年前と同じ、師匠にあこがれる気持ちを今も持っている。ヤマトタケルの『天翔ける心』は、師匠の生き方と重なると思う」と右近。また、段治郎は「3年前は(猿之助がいない)状況に押しつぶされたが、それから血や肉を体につけたので結果を出したい」と話す。

金田龍之介と市川猿弥が交代で帝、市川門之助が皇后と伊吹山の姥神、市川笑也が兄橘姫とみやず姫、市川笑三郎が倭姫と帝の使者、市川春猿が弟橘姫を演じる。

東京公演は3月5〜25日。また、4月は福岡・博多座、5月は大阪松竹座、6月は名古屋・中日劇場で公演を行う。問い合わせは(電)03・5565・6000。

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