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ラブコールに応え再演
舞台「タンゴにのせて」女優、中村まり子主催
2008/2/19 産経新聞
東京朝刊 by 柳谷昇子
女優の中村まり子が主宰する演劇企画ユニット「パニック・シアター」が２２日から、東京・下北沢の小劇場楽園で「タンゴにのせて」を再演する。
奔放に人生を楽しむ老父（川辺久造）、離婚問題に直面しているきまじめな息子（田村連）とその妻（中村）の人間もようをつづった３人芝居。家庭崩壊、老い、死など人生のテーマを内包しながらユーモアもある展開で、意外なラストシーンが感動的だ。
戯曲はフランスの女流作家イザベル・ドゥ・トレドのデビュー作。２００５年、パリで初演されロングランを記録し、フランス劇作家協会新人賞ほか数々の演劇賞を受賞した。
パリでこの公演を見て感動した中村は作者に直接交渉し、戯曲の日本上演権を得て翌年の１０月に日本初演。５日間の公演は満員となり、再演を望む声が多かったため今回、下北沢演劇祭参加作品の一つとして１７日間にわたり上演されることになった。
中村は「親子の確執や情愛など心の機微が日本人にもしっくりくる作品。じわっとしたり大笑いしたりしながら、シビアなシーンでもしめっぽくならず、大人のユーモアを感じさせる辛口のコメディーでもある。前回より熟成したものをお見せしたい」と話している。
３月９日まで。ＴＥＬ０３・３４１９・６３１８。
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奔放に人生を楽しむ老父（川辺久造）、離婚問題に直面しているきまじめな息子（田村連）とその妻（中村）の人間もようをつづった３人芝居。家庭崩壊、老い、死など人生のテーマを内包しながらユーモアもある展開で、意外なラストシーンが感動的だ。
戯曲はフランスの女流作家イザベル・ドゥ・トレドのデビュー作。２００５年、パリで初演されロングランを記録し、フランス劇作家協会新人賞ほか数々の演劇賞を受賞した。
パリでこの公演を見て感動した中村は作者に直接交渉し、戯曲の日本上演権を得て翌年の１０月に日本初演。５日間の公演は満員となり、再演を望む声が多かったため今回、下北沢演劇祭参加作品の一つとして１７日間にわたり上演されることになった。
中村は「親子の確執や情愛など心の機微が日本人にもしっくりくる作品。じわっとしたり大笑いしたりしながら、シビアなシーンでもしめっぽくならず、大人のユーモアを感じさせる辛口のコメディーでもある。前回より熟成したものをお見せしたい」と話している。
３月９日まで。ＴＥＬ０３・３４１９・６３１８。
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