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4月18日開幕 大阪松竹座
OSK新たな門出 団結の「春のおどり」 
2008/2/26 産経新聞  大阪夕刊 by 平松澄子
新トップスター、桜花昇のお披露目公演となるOSK日本歌劇団「第5回レビュー春のおどり」が、今年も4月18〜26日に大阪松竹座で上演される。2度にわたる劇団存続の危機を乗り越え、新体制となって挑む初めての公演。総勢43人が一丸となって、新たな門出となる。

新体制で「第5回春のおどり」に取り組むOSK日本歌劇団の主要メンバー。後列中央が新トップの桜花昇=大阪での製作発表
新体制で「第5回春のおどり」に取り組むOSK日本歌劇団の主要メンバー。後列中央が新トップの桜花昇=大阪での製作発表

大正11年に創立され、86年の歴史を誇るOSKは、平成15年に親会社だった近鉄の支援打ち切りで解散。翌16年「NewOSK日本歌劇団」として再出発し、大阪松竹座での「春のおどり」を66年ぶり復活させて大きな話題になった。しかし再び経営難に陥り、昨年9月に民事再生法の適用を申請。イベント会社「ワンズカンパニー」に同10月13日に事業譲渡され、名称も「OSK日本歌劇団」に戻した。

桜花はそんなドタバタのさなかの昨年8月に、前トップ、大貴誠のあとをうけてトップに昇格。同11月に52年ぶりの京都・南座公演「源氏千年絵巻ロマンス」に主演するなど、劇団員の中心となって活動している。「ここに至るまで心配の声ばかりをいただきましたが、今回の公演で“OSKの文明開化”をおこしたい」と力強く述べた。

「第5回春のおどり」は恒例の和洋レビューの2本立て。第1部「お祝い道中〜浪花ともあれ桜花爛漫(らんまん)」は江戸から大阪への桜見物の道中を華やかな踊りで見せる。「テンポ感のある作品にして、桜花さんのおおらかな芸風の魅力を引き出したい。アッと驚く仕掛けのプランも考えています」と演出・振付の西川箕乃助。第2部「Dream Step!」の作・演出を担当する中村一徳は、「ジャズ、ロック、ラテン、スパニッシュなど多様な音楽にのせて、新しい旅立ちをイメージさせる、少しストーリーをからめたショーにしたい」と語った。

「新しいOSKの団結力を見てほしい。今はどんなことでもできそうな勢いを感じます」と桜花。「もてる力を精いっぱい出し切って、先を見つめて歩んでいきたい」と高世麻央。ほかに桐生麻耶、緋波亜紀、貴城優希、朝香櫻子、水無瀬じゅん、春咲巴香、牧名ことりらが出演する。

今後のOSKは、7月の京都・南座、10〜11月の福井・武生などの公演が予定されている。

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