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「明るさの陰の暗さ表現」梶本潔演出、来月4日から
関西芸術座 代表作「姥ざかり」上演
2008/2/26 産経新聞  大阪夕刊 by 亀岡典子
関西芸術座の創立50周年記念公演の掉尾を飾る「姥(うば)ざかり」(田辺聖子作、梶本潔演出)が、3月4日から11日まで大阪市西成区の関芸スタジオで上演される。

「姥ざかり」の初演の舞台から
「姥ざかり」の初演の舞台から

初演は昭和57年。田辺作品を関芸が上演したのはこれが初めてで、以降「姥ときめき」「中年ちゃらんぽらん」「すべってころんで」と舞台化してきた。

「姥ざかり」は平成5年に再演され、巡業も行われた劇団の代表作のひとつ。初演からずっとパワフルな歌子さんを演じ続けている藤山喜子が今回も満を持して歌子さんにふんし、大活躍を繰り広げる。

大阪天満に生まれ、船場の商家に嫁いだ歌子さんの物語。夫を亡くし、戦後の荒波を乗り切って見事会社をもりたて、現在は悠々自適の楽隠居の身。しかし76歳のいまも好奇心旺盛、元気いっぱいの毎日は家族や周りの人々を巻き込んでパワー炸裂(さくれつ)、涙と笑いの人生応援歌を紡いでゆく。

今回初めて演出が初演の故道井直次から梶本潔に代わった。「底抜けの明るさの陰には暗さがある。人生のそういうものを少し感じさせることで、芝居に深みを増したい」と梶本は演出意図を語る。

ほかに路井恵美子、小笠原町子、溝田潔、北見唯一らが出演する。問い合わせは関西芸術座TEL06・6661・2112。

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