すでに10週間経過
英王子、タリバン掃討作戦に従事
2008/2/29 産経新聞
速報
【ロンドン=木村正人】英国防省は28日、チャールズ英皇太子の二男で近衛騎兵連隊所属の陸軍士官ヘンリー王子=愛称ハリー=(23)がアフガニスタン南部へルマンド州の前線でイスラム原理主義勢力タリバン掃討作戦に参加していることを明らかにした。
 |
アフガニスタンの前線基地近くの監視場所で、機関銃を構える英国のヘンリー王子=1月2日(AP) |
国防省によると、王子はパソコンや無線機を使ってタリバンの拠点への空爆を誘導したり、機銃掃射するなどの作戦に従事、すでに10週間が経過している。王子は英BBC放送に「4日間シャワーを浴びなかったり1週間同じ服を着たり、通常の兵士と同じように行動するのは素晴らしいことだ」と話している。
ヘンリー王子は当初、偵察部隊を指揮する士官としてイラクに派遣される予定だった。しかし、国際テロ組織、アルカーイダ系のイラク現地組織などがテロの標的にしていると伝えられたため、ダナット英陸軍参謀長が昨年5月、派遣撤回を発表していた。王子は英王位継承権第3位。
産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
Copyright(C)2008 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.