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「相棒−劇場版−」
人気ドラマ初の映画化 「今」を緻密に、リアルに
2008/4/30    産経新聞大阪夕刊 by 福本剛
ABC系ドラマの人気刑事コンビがスクリーンに飛び出した和泉聖治監督の「相棒−劇場版−」。テレビ同様、緻密(ちみつ)な構成と豊かな配役陣に加え、映画ならではのスケール感いっぱいの展開が特徴だ。主役の水谷豊、寺脇康文に話を聞いた。

≪連続殺人現場に残る謎の記号。実は、東京ビッグシティマラソンのテロ予告だった。警視庁特命係の杉下右京(水谷)と亀山薫(寺脇)は事件を追うが…≫

犯行予告を解こうとする右京(水谷)と薫(寺脇)=(C)2008「相棒−劇場版−」パートナーズ
犯行予告を解こうとする右京(水谷)と薫(寺脇)=(C)2008「相棒−劇場版−」パートナーズ


平成12年の2時間ドラマを最初に、今年までに100本超が放送された人気シリーズ。「映画への思いは最初からあったが、早すぎず、遅すぎず、ちょうど今となった」と笑う水谷。寺脇も「やるべくして映画化された」と自信をみせる。

初の映画といっても、キャラクターは同じだ。切れ者の右京は上層部から嫌われた変人だし、薫も熱血なお人よし。水谷は「役は同じですね。寺脇もそうだと思う。あっ、言っちゃってごめん」。すかさず寺脇が「ありがとうございます」とフォローする。2人のよい関係を思わせる会話に、周囲も笑いに包まれる。

だが、水谷は「意識して2人の関係をつくったわけではない」という。「10年一緒だと現実世界でも変わるし、『相棒』の2人も当然変わる。右京はだんだん温和になっている(笑)」。寺脇も「薫をつくるより、理想の男を演じてきた」と話す。

息の合ったコンビぶりをみせる水谷豊(左)と寺脇康文
息の合ったコンビぶりをみせる水谷豊(左)と寺脇康文


映画公開により、さらなる飛躍も期待される“相棒”たち。水谷は「娯楽はもちろん、社会をリアルにとらえ、今を表していることが支持される理由かな。キャラクターも魅力的だし」と言い、寺脇と笑い合った。

5月1日公開。

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