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撮影1カ月前から猛特訓
ミムラが映画「落語娘」で3年ぶり主演
2008/1/4 サンケイスポーツ   
女優のミムラ(23)が、夏公開の映画「落語娘」(中原俊監督)で女落語家に挑戦することが3日、分かった。一昨年11月に世界的オーケストラ指揮者、金聖響氏(37)と結婚して以来、初の主演作で、ミムラは「今でも落語の夢を見る」と、すっかりハマったよう。昨今はドラマ、映画の影響もあり、若い世代にも落語が浸透。同作でさらにブームを加速させそうだ。

女性落語家役で新境地に挑んだミムラ。果たして、その腕前は?
女性落語家役で新境地に挑んだミムラ。果たして、その腕前は?

「落語娘」はその名の通り、落語家を目指す女性の物語。ミムラにとっては、平成17年2月公開の「着信アリ2」以来、約3年ぶりの主演映画で、結婚後は初。もちろん落語は初挑戦だ。

挑むのはポピュラーな前座噺「寿限無(じゅげむ)」や古典落語の人情噺「景清(かげきよ)」などで、ミムラは、指導した落語家、柳家喬太郎(44)から、「役者に教えるとは考えず、弟子にケイコをつけるようにやります。役のためにケイコをしているとは考えないで」と厳しくいわれ、立ち居振る舞い、話し方などを撮影1カ月前から猛特訓。

落語漬けの毎日を送り「撮影から半年たった今でも落語の夢を見ます」と振り返るが、その甲斐あって、メキメキと上達。「私自身、この映画で落語の楽しさ、深さを知ったので、落語好きの方々にはもちろん、落語を知らない人にも見てもらえたら」と、すっかり夢中になった。

そんなミムラに限らず、放送中のNHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」や、TOKIOが出演し、元日に放送されたばかりの日本テレビ系「大笑点」などの影響もあり、最近は若者にも落語が浸透。昨春にはTOKIOの国分太一(33)が落語家に挑んだ映画「しゃべれども しゃべれども」が公開された。若者たちの間では「新鮮」「面白い」とにわかなブームになりつつある。

製作サイドでは、今作でのミムラの起用理由を、「(平成15年秋に)演技素人ながらフジテレビ系ドラマ『ビギナー』のヒロインに起用されて以来、ほかの役者に追いつくため、ひたむきに努力してきた姿勢と、“潜在能力”の高さに以前から注目していた」と説明し、「想像以上の完成度」とミムラの落語家ぶりに太鼓判を押す。

結婚して、新たな魅力を見せるミムラの演技に期待だ。

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