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シルベスター・スタローン来日会見
「ランボー」最後…だけど、まだ終わらない?
2008/5/8    サンケイスポーツ
米俳優、シルベスター・スタローン(61)が7日、東京・ペニンシュラホテル東京で主演映画「ランボー 最後の戦場」(24日公開)の会見を行い続編構想を明かした。「メキシコで女性500人以上が拉致された事件を知った。彼女たちを助けに行く物語がいい」と明言。さらに「ランボーは生まれながらの戦士で、人の命を救おうと一生戦い続ける」と生涯ランボー宣言をした。

肉体派スターらしく豪快に右手を押して血管を浮き上がらせたシルベスター・スタローン=東京・有楽町
肉体派スターらしく豪快に右手を押して血管を浮き上がらせたシルベスター・スタローン=東京・有楽町
スタローンは20年ぶりとなるシリーズ第4弾の今作で最後と宣言してきたが、一足早く公開した米国で現在興収約4300万ドル(約45億円)とヒットしたことなどを受けて気が変わったのか、続編は?の質問に「正直考えているよ」と真剣な表情で切り出した。

思索段階と前置きしながら「メキシコで500人以上の女性が行方不明になった実際の事件を知った。拉致されたんです。ランボーが彼女たちを助ける物語もいいかなと思っている」と具体的で「現代的な西部劇にしたい」と新趣向も。

さらに急にニコニコし始め「でもランボーに少し楽をさせて楽しみを与えてあげないと。彼女と結婚して息子を育ててと、次の戦いは家族を持ってからかな」と、娘3人と妻がいる自身の幸せな私生活を投影させた?ランボー結婚構想も披露した。

同シリーズでは、世の不正・不条理を多くの人に発信することを重視しており、スタローンは今作で主演・脚本のほかシリーズ初監督も務めた。ミャンマーで続く軍事政権の暴挙を扱い「つらい映画になったけど世界の人に肯定的に見てもらえたし、ミャンマーの惨状に目を向けてもらえた」と手応えを得た様子で、終結宣言撤回のキメ手となったよう。

一方でミャンマーでの撮影を振り返り「爆破シーンを撮り終えて『俺も年を取ったな』と座り込んでひと息ついて、立ち上がろうとしたら竹に頭をぶつけて気絶した。ランボーはアフガンの戦士にもロシア軍にも負けなかったけど、竹で死んでしまったんです」とギャグをサク裂。会見場の背後に飾られた今作の大ボードをしげしげ眺め「最近娘をデートに誘う奴がいるから、これを見せて本当に誘う気か聞きたい。もらって帰っていい?」と親バカぶりも披露と、サービス精神タップリだった。

殿堂入りで手形
会見後は、劇中で使用したランボーの武器・弓にサインし、オークションに出すことを発表。28日から6月11日までGyaoなどが開催し、落札金はユニセフを通じミャンマーへ義援金として送られる。また同シリーズなど日本に数々のヒット作を放った功績を称えられ、スターの殿堂入りとして手形を押した。公開初日は東京・日比谷スカラ座に飾られ、その後、日比谷シャンテ・合歓の広場に並べられるという。

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