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黒柳徹子「ほかに拍手したいところある」
舞台「放浪記」森光子 名物シーンなくても輝く 
2008/1/6 産経新聞  東京朝刊
女優の森光子が主演する舞台「放浪記」(菊田一夫作、三木のり平潤色・演出、北村文典演出)が7日から、東京・日比谷のシアタークリエで上演される。作家・林芙美子の波乱に満ちた半生を描いた物語。今回の公演から名物の“でんぐり返し”を行わないことになった。


でんぐり返しをするのは、雑誌での小説採用を知った若き日の芙美子が喜びを表現するシーン。製作の東宝が森の87歳という年齢を考慮し、中止を申し入れた。

森は「複雑な気持ち。寂しいし、申し訳ないですが、なるべく長くやるようにということだと受け止めた」という。その一方で「ある日、やってしまうかもしれません。やりそうになったときはもう、やってしまっているかも」と関係者をあわてさせた。

共演の黒柳徹子は「でんぐり返しがなくなることは残念ですが、そこだけクローズアップされるのはどうか。これ以上はいいと思う。ほかに拍手した方がいいところはある」と話す。

「放浪記」は昭和36年、芸術座で初演。同劇場は平成17年に「放浪記」を最後に閉館し、19年11月、シアタークリエの名で生まれ変わった。その新劇場で、菊田の生誕100年にあたる2008年、新演出での上演となる。

「毎回、台本は一から覚え直します。自分の解釈に間違いがなかったか、もっとすてきな表現があるのではないかと探りながら読みました」

2月23日の公演で、1900回を迎える。ほかに高畑淳子(黒柳とダブルキャスト)、米倉斉加年、有森也実、大出俊、斎藤晴彦、山本学らが出演。3月30日まで。(電)03・3201・7777。

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