けが人はなし
TDL山車飾り落下 開園以来初のパレード事故
2008/1/9 産経新聞
東京朝刊
8日午後2時20分ごろ、千葉県浦安市の東京ディズニーランド(TDL)でアトラクションのパレード中、「フロート」と呼ばれる山車の鉄柱が折れ、惑星をかたどったプラスチック製の装飾物が見物客の目の前に落ちた。けが人はなかった。
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破損する前のフロート(山車)。鉄柱が折れて装飾物が落下した(オリエンタルランド提供) |
事故が起きたのは「ディズニー・ドリームス・オン・パレード“ムービン・オン”」の公演中。映画「トイ・ストーリー」のキャラクターなどがあしらわれた山車1台の鉄製支柱が折れ、支柱の一部を含めた飾り(長さ約3メートル、幅約2・5メートル、重さ計約300キロ)が落ちた。親子連れら大勢の見物客のすぐ目の前だった。
山車は平成15年から使用され、昨年10月の定期点検で異常は見られなかったという。
運営会社のオリエンタルランドによると、アトラクションやパレードの山車など園内の破損落下事故は、昭和58年の開園以来初めてという。
事故当時、園内には約1万8000人の客が訪れていた。パレードは装飾物を片付けた後、再開された。
オリエンタルランドは「ゲストの皆さまにご迷惑をおかけし、深くおわびします」とコメントを出した。
TDLでは先月、多数のアトラクションが停止する電気系統のトラブルがあったほか、今月にもアトラクションの屋根の一部が焼けるぼやが起きている。
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