「電気オーブン」反対 中国紙調査
北京ダック製法「伝統守れ」76%
2008/1/15 産経新聞
東京朝刊
【北京=時事】北京ダックは老舗の味を守って−。日刊紙・中国青年報などが市民を対象に行ったアンケート調査によると、76・8%が北京ダックの伝統的な製法を改め、電気オーブンで焼くことに反対と回答した。14日付の同紙が報じた。
調査対象は3066人。北京ダックの調理法をめぐっては、老舗「全聚徳」が昨年11月の株式上場に際し、より多くの人が気軽に楽しめるようオーブン導入など生産を自動化する計画を発表、論議を呼んでいた。
全聚徳の北京ダックは、ナツメなど果物の木で火をおこし、特殊な窯の中につるして焼き上げる製法で有名。調査では、62・8%が電気オーブンの使用による北京ダックのファストフード化を懸念している。
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