「イチャイチャしたい。」
目指すのは“キュートなエロス”及川光博ワンマンショー
2008/1/16 産経新聞
大阪夕刊 by 池田祥子
歌手や俳優など多方面で活躍するエンターテイナー、「ミッチー」こと及川光博。昨年末からスタートしたワンマンショーツアー07/08「イチャイチャしたい。」の大阪公演が3月、大阪厚生年金会館で開かれる。毎年、独創的な世界が繰り広げられるショーだが、「エロティックなパフォーマンスや演出を含めてほかでは見ることのできない時間や空間をみんなと共有したい」と話す。
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「『キュートなエロス』を表現したワンマンショーを共有したい」と語る及川光博 |
「ベイべーたち、そして男子諸君と密接な環境を築くべく歌って踊るライブ」と独特の表現で形容するショーは、すべて自分でプロデュース。今回はエロスの世界を構築したという。
「でも、エロに突っ走ってしまうと下品になりかねないので…」。わかりやすく言うと下着の通販カタログのような「キュートなエロス」を表現したのだという。下着を取り入れたセクシーな衣装を着たダンサーや自らが監督として撮影したスクリーンの映像などに現れる。
曲目は、昨年4月に発売したアルバム「FUNKASIA☆」などから新旧曲を混ぜて選んだ。当初はファンの対応が気になったが、好評だ。
さまざまな顔を持つが、「作品ができれば何でも楽しい。基本的に物を作る人間としていい仕事がしたい」と言葉に力がこもる。
芸能界で生きることはビジネス。それだけに「流行産業や消費されるだけということには抵抗があるので、納得のいく表現でこの世界で生き残りたい」と、目標達成のための努力は欠かさない。
昨年末にはアーティストと役者の2面の姿を追ったテレビ番組(関東ローカル)を再編集したDVD「エンタテインメントの職人〜及川光博の光と影〜」を発売。3月にはシングルもリリース予定で、将来的には映画撮影も希望しているとか。ますます活躍が楽しみだ。
プロデューサーであり、シンガーであり、役者である自分の総称について「スターです」と言い切る。「世界がキラキラすることが何よりも大切っていうか、させることに使命感のようなものがあります」。“スター”は、切れ長の涼やかな瞳と落ち着いた語り口が印象的で、どこか非日常的な雰囲気を漂わせる人だった。ショーは15日午後6時、16日午後4時の2公演。前売り(26日発売)6900円、当日7400円。問い合わせはTEL06・6233・8888。
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