昨シーズンの記録的な暖冬とは変わって
今冬、久々に“普通の寒さ”
2008/3/5 産経新聞
東京朝刊
気象庁は3日、今冬(昨年12月〜今年2月)の天候まとめを発表。前半は気温の高い日が、後半は低い日が多く、冬全体の平均気温は沖縄・奄美が高かった以外は、ほぼ平年並みだった。
昨シーズンが記録的暖冬、平成17〜18年の冬は大雪で厳冬と近年、極端な冬が多かったが、久しぶりに“普通の冬”に戻った格好だ。
同庁によると、冬の3カ月間の平均気温は、西日本(九州、中・四国、近畿)は0・3度、東日本(関東甲信、東海、北陸)は0・1度高かっただけで、北日本(北海道、東北)は0・1度下回った。
1月上旬までは、寒気の南下が弱かった東・西日本で高温となった。しかし1月中旬〜2月前半と、2月の後半は冬型の気圧配置になる日が多く、北、西日本で気温が平年を下回る日が続いた。
ただ強い冬型の気圧配置は一時的だったため降雪量は少なく、北日本太平洋側は平年の49%、東日本日本海側は同44%、西日本日本海側は同45%にとどまった。
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