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ミシュランガイド東京の話題店も参加
お花見弁当 セレブ感、花ざかり
2008/3/16 産経新聞  東京朝刊 by 榊聡美
東京の桜の開花予想は平年よりちょっぴり早い今月26日。一足先に、春らしい彩りのお花見弁当が“花ざかり”だ。主流が1000円台と、手が届きやすい“プチぜいたく感”も人気の理由のひとつだが、今年はさらに高級感がアップ。『ミシュランガイド東京』に載った料亭やレストランなど、普段なかなか口にできない店の限定品が話題を呼びそうだ。

「花よりダンゴ」とばかりに、桜の時期にお目見えする彩り豊かなお花見弁当。『ミシュランガイド東京』で星を獲得した店のお弁当に特に力を入れているのが、都内有数のお花見スポット、新宿御苑にほど近い新宿タカシマヤ。

「遠回りしてでも訪れる価値があるすばらしい料理」の二つ星に輝いた京料理の「菊乃井」をはじめ、一つ星のフレンチレストラン「シェ松尾」、懐石料理の「小室」など、6店の星つき店のお弁当を26日から限定販売する。

「老舗の料亭など、値段が高く、なかなか普段は行きにくいお店の味を気軽に、というのが今年のテーマです」と話すのは、同店販売第6部の田村晴恵係長。

イイダコやサワラ、タケノコに菜の花…。旬の素材を使い、磨き抜かれた職人技で作られた季節感あふれるお弁当は、目と舌で楽しめるものばかりだという。

一般的なお花見弁当の中心価格が1500円前後なのに対して、星つき店は2000〜3000円と少々値は張るが、実際に店に行けばランチでも1万円はくだらないところも少なくないだけに、お得感がある。

首都圏最大級の約200種類の品ぞろえを誇る同店。19日から「お花見弁当コンシェルジュ」を常駐させ、お弁当選びを手助けするサービスも行う。

「ここ数年は40、50代の女性グループが多い。男性は同じお弁当を人数分買っていかれますが、女性はそれぞれ違うものを選びます。多種類のいろいろな味が楽しめるお弁当が売れ筋です」と田村係長は説明する。

同店以外にも、西武池袋本店では、二つ星の「和幸」(19日予約受け付け開始)、伊勢丹新宿店は一つ星の「招福楼」と、ミシュランの星つき料亭のお弁当がめじろ押しだ。

一方、都内の有名ホテルで販売されている花見弁当は、いろいろな味を楽しみたいという、よくばりな女心をくすぐる和洋折衷ものが人気だ。

リーガロイヤルホテル東京(新宿区)の「和洋お花見重」(2700円)は、1段目にテリーヌやマリネなどの洋食、2段目には、ご飯に焼き魚という和風メニューが詰められている。

ホテルオークラ東京(港区)は、和食2段、洋食1段の豪華3段重ね。8000円と高価ながら2人分のボリュームがある。

こういった高級花見弁当は単に桜の下で広げるだけでなく、卒園・卒業のお祝いなど、親族が集まる席のために祖父母が購入するケースも目立つという。

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