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１０日で８万人
ＮＨＫ「ちりとてちん」収録 セット公開も人気
2008/3/18 産経新聞
大阪夕刊 by 池田祥子
平均視聴率が２０％を超え（関西地区、ビデオリサーチ調べ）、終盤に向けて好調なＮＨＫの朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」。今月上旬まで行われたセット無料公開にも連日多くのファンが詰めかけた。ＮＨＫ大阪放送局の広報担当者は「昨秋の放送当初は視聴率が伸び悩んだが、まさかこれほど多くの方に支持されるとは…」と驚きの声をあげている。
土日には建物の外にまで順番待ちの列があふれ、最大２時間待ちになったことも。昨年の「芋たこなんきん」に続き２回目の試みだが、１０日間で７万７５７０人が訪れ、３週間で４万４千人だった昨年を大きく上回った。
しかし、スタート時から好調だったわけではない。初回（昨年１０月１日）の平均視聴率は関西地区で１６．２％（関東地区１７．１％）と、関西では歴代ワースト５位。その後も月間別視聴率は１５％台と低迷したが、１２月に“転機”が訪れた。ヒロイン喜代美（貫地谷しほり）が落語家としてデビューし始めたころから数字が上昇した。
落語ブームに加え、個性豊かな登場人物がうまく絡んだストーリー展開のテンポの良さと、せりふ作りの細やかさなどにも一因がある。再放送なども合わせて一日に４回も視聴するという大阪市中央区の主婦、岩倉あゆみさん（３８）は「笑いもあるけど、必ず泣けるせりふもあって飽きさせない」。
遠藤理史チーフプロデューサーは「真摯にドラマ作りと向き合ってきた方針がたまたま実を結んだ」と振り返った。同局は３０日午前８時から特番「落語で振り返る！ちりとてちんワールド」を放送する。
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土日には建物の外にまで順番待ちの列があふれ、最大２時間待ちになったことも。昨年の「芋たこなんきん」に続き２回目の試みだが、１０日間で７万７５７０人が訪れ、３週間で４万４千人だった昨年を大きく上回った。
しかし、スタート時から好調だったわけではない。初回（昨年１０月１日）の平均視聴率は関西地区で１６．２％（関東地区１７．１％）と、関西では歴代ワースト５位。その後も月間別視聴率は１５％台と低迷したが、１２月に“転機”が訪れた。ヒロイン喜代美（貫地谷しほり）が落語家としてデビューし始めたころから数字が上昇した。
落語ブームに加え、個性豊かな登場人物がうまく絡んだストーリー展開のテンポの良さと、せりふ作りの細やかさなどにも一因がある。再放送なども合わせて一日に４回も視聴するという大阪市中央区の主婦、岩倉あゆみさん（３８）は「笑いもあるけど、必ず泣けるせりふもあって飽きさせない」。
遠藤理史チーフプロデューサーは「真摯にドラマ作りと向き合ってきた方針がたまたま実を結んだ」と振り返った。同局は３０日午前８時から特番「落語で振り返る！ちりとてちんワールド」を放送する。
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