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「魂で踊る」女形の世界
舞台「滝沢演舞城08」主演、滝沢秀明に聞く 
2008/3/26 産経新聞  東京朝刊
ジャニーズ・アイドルのタッキーこと滝沢秀明が主演する舞台「滝沢演舞城08」(ジャニー喜多川企画・構成・総合演出)が4月2日から、東京・東銀座の新橋演舞場で上演される。ドラマで経験した時代劇、女形の世界を、フライング、イリュージョンを交えた独創的な舞台に。タッキーが、華麗で勇壮な“滝沢歌舞伎”に挑む。(生田誠)

「滝沢演舞城」シリーズは平成18年3、4月、19年7月に続く3度目の公演。大河ドラマ「義経」で和の世界に目覚めた滝沢が従来のアイドル公演とは一味違う、日本の伝統芸能を継承するエンターテインメントを作ってきた。

「1部の後半をかなりボリュームアップして、歌舞伎の部分をきちんとやりたかった。前回できなかった女形の白塗りも舞台の上でやって、滝沢から女形に変わる部分を見せたい」

今回、力を入れているのは、NHKの正月時代劇で経験した1部の「雪之丞変化(へんげ)」の部分。三上於莵吉(おときち)の小説の主人公・雪之丞は、昼が歌舞伎の女形で、夜は姿を変え、親の仇(かたき)を狙う。滝沢は役者の雪之丞を通し、歌舞伎「鷺(さぎ)娘」「櫓(やぐら)のお七」の美女へと変わる。また、2部「義経」では源頼朝、義経兄弟と父、義朝を演じ分け、物語の筋をわかりやすくした。

スーパー歌舞伎で触れた日本の芝居を坂東玉三郎、舞踊家の梅津貴昶(たかあき)らとの交流を通じ、より深く意識するようになった。

「衣装をつけない素踊りの会を見て、生身の体の動かし方、男と女の動きの違いを感じた。梅津さんからは魂で踊ることの大切さを教わった。公演中は、演舞場の畳の楽屋で一日の半分以上を過ごしている。和の世界を特に強く感じますね」

そんな成長が舞台でどう生かされるのかが注目だ。

27日まで。問い合わせはTEL03・5565・6000。

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