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仏絵本「おりのない どうぶつえん」
高島彩アナウンサーが翻訳に挑戦
2008/5/1  産経新聞東京朝刊 by 舛田奈津子
フジテレビアナウンサーの高島彩(たかしま・あや)さんが、仏人作家、アンドレ・ダーハンさんの絵本『おりのないどうぶつえん』(トランスワールドジャパン)の翻訳に挑戦した。世界30カ国の絵本や原画を集め、5月6日まで同局で開催中の「EHON JAPAN 2008」で先行販売されている。美しい色で彩られたイラストを引き立たせるシンプルな文章は、7回も下訳を重ね、試行錯誤を繰り返して生み出した言葉の結晶だ。

高島彩アナウンサー

「アナウンサーの仕事は、多様な表現を求められる。でも、絵本の翻訳は行間を読み、言葉をそぎ落とす作業。想像力をいかにかきたてるか−。本当に難しかった」と振り返る。

約3カ月前に翻訳の話が舞い込んだ。アナウンサーとしてさまざまな仕事をこなすが、翻訳は初めて。うれしさ半分、緊張半分。多忙なスケジュールの合間を縫って翻訳を重ねた。

ページをめくると、ついあれこれ説明したくなる。気づくと、膨大な言葉の量に。何度も“ダメ出し”された。絵本はあくまでも絵が主役と気づき、最終的に残したのは最初の訳の10分の1だった。

自他ともに認める絵本好き。5歳で死別した父から多くの本を贈られたという。その本を母が何度も読み聞かせてくれた。絵本は単なる物語ではなく、家族の思い出が刻まれたアルバムでもある。

「絵本って、家族や大切な人のことを思うツール。私がそうだったように、多くの子供たちにこの絵本を読んでほしい。いつか、自身の作品も創作してみたいかな。お話は妄想中です。タイトルは『路地裏のゾウ』とか」

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